あなたがロック名盤のレビューを見たい、と思う時はどんな時でしょうか?
CDショップでめぼしいアーティストや盤がない時、レンタルショップでサービスチケットが余った時、お気に入りのアーティストが「影響を受けたアーティスト」を挙げていて気になった時…などなど、色んな場面があるでしょう。一般的には、「ロック名盤」と言えば70年代から90年代にかけてのアルバム、もっといえば洋楽、さらに言えばビートルズ以降、と称される歴史のカタログとなっているパターンがほとんど。
そのため、モダンなアーティストが好きな方は、予想し得ないあまりにもさかのぼった音源に戸惑う方も多いはず。
古くさくてレビューの名盤を全部聴くのもつらいなあ…」とお目当てのアーティストに辿り着けないこともしばしばあるでしょう。
ロック名盤レビューにうまく付き合うこつとして、ジャンル・年代・地域をある程度知っておくことが必要となります。
何も条件をつけずに検索したりガイドブックを手に取ってしまうと、大抵は60年代ビートルズ・ローリングストーンズに始まり、70年代USパンク・ブリティッシュハードロックとプログレとアメリカのサザンロック、80年代のアメリカの産業ポップス・AOR・ハードロック/HM、90年代のオルタナ・ミクスチャー・UKロックといった流れを辿ることとなり、いわゆる歴史のお勉強になることがほとんど。
もしジャンルがハードロックと絞れているのなら、何年代のサウンドが好きで、ギター重視、国籍はどこで、という条件をはっきりさせているだけでかなり絞り込むことができ、お好みのレビューや名盤に辿り着くスピードが格段に上がります。
現代ではさまざまな書籍やサイトによってジャンルや年代、国籍や地域によるサウンドの方向性の違いなどが把握・調べやすくなっています。これらを効果的に生かし、求めるサウンド・アルバムにより多く出会えるよう、レビューと上手に付き合いましょう。