温故知新

先日、久々に山に行くことが出来ました。
ただ、爆弾低気圧の影響が気になったので
近場の山でしたが
日々の喧騒を忘れさせてくれて、とてもリラックス出来ました。
紅葉を見ることが出来なかったのが残念ですが
この日は遠望が利き
仙台市内の山から、山形と新潟の県境の朝日連峰まで見渡せることが出来ました!!
今年はあと何回登れるかな?

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僕はギタリストなので、コードというものを重視する傾向が強いみたいです。
だから、聴いていて、面白いコード進行があるとツイツイ引き寄せられていきます。
最近のボーカロイドの楽曲やアニソン界隈はこの辺が非常に練られていて完成度が高い気がします。
逆に昔の楽曲はコードが非常にシンプルです。シンプルなコード進行だけど、メロディはリッチな感じがします。
最近の曲は前回の話題のダイアトニックなどを飛躍したりすることがありますが、昔の楽曲はダイアトニックなどに非常に忠実だったりします。
だから、そんな中で、分数コード、オンコードやメロディの中に一音だけフラット音階などがあると、それが非常に印象的になり曲に彩りを加えてくれます。

 

小節割もしかりです。
僕が年のせいか、最近は小節割やアクセントが難解になった気がしますが、昔は4倍数に忠実で非常にシンプルでした。だから、時々頭に2/4のフレーズがあったり、頭打ちがあったりすると、それはとても鮮烈な印象を残す楽曲になったものです。
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また、最近は音数を詰め込む傾向が強い気もします。特に、ギターとドラムは音符の嵐!!
昔の楽曲はシンプル!!
キックの音とか、今では考えられないくらい少なかったりします。
でも、曲の雰囲気やグルーヴ感は現在の楽曲に全くひけを取りません。
メタル系で言えば、METALLICAのENTER SANDMAN!
シンプルさの中のグルーブ!!教科書のような楽曲です。

こうやって書いていくと、こいつは今の音楽を否定していると思われてしまうかもしれませんが(笑)
僕は今の音楽が大好きで、新しいことをするアーティストが生まれると、今でもドキドキします。
でも「温故知新」という言葉があるように、「新しいことをする=昔を否定する」では無く
昔の音楽から発展させて、新しい音楽を作り出していったらそれはとても素晴らしいものになるような気がしてたまりません。

 

何時の時代の寵児も、昔を打破して生まれてくる感じがしますが
そういう人に限って、昔のものを研究してその殻を破っているような気がします。

 

寺島 昇(てらじまのぼる)
ライブハウス仙台HooK勤務。東京生まれで、青森経由で港町塩竃在住。ラーメンとAC/DCをこよなく愛しております。暇さえあれば、釣りをしているか、山を登ってるか、寺社仏閣仏像巡りをしています。

仙台HooK WEB http://www.espguitars.co.jp/hook/

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