こんにちは
仙台ドラム個人レッスン講師をしております。
モーラー奏法講師の西川です。
スティック選びが終わった皆様。
スティックを手にしたら、さっそくドラムの練習の開始です。
すぐにでも、ドラムセットの前に座りたいと思いますが、それは少し待ってください。
まずは、スネア、練習用パッドでの基礎練習をしましょう。
※もちろんすぐドラムセットで練習出来る人はそれでも問題ありませんよ。
なぜ基礎練習が必要なのか?
基礎練習が無しで、色んな曲をカバー、コピー、オリジナルの曲を積み重ねていって、演奏できるようになる人もいます。
曲を演奏する中で、基礎練習の内容は積み重ねられていくとは思います。
毎日、スタジオに入って、毎日新しい曲の練習が出来る環境があれば、どんどん曲をやっていった方が早いかもしれません。
しかしながら、そんな環境はなかなか難しいと思います。
でも、早く上達するためには、何かしら積み重ねていきたいものです。
そうなると、家でも練習できる練習用パッドで基礎練習するのが、上達への近道だと思います。
絶対に必要なものではありませんが、しておいて損はありません。後々に役立つことは間違いないのが基礎練習ですね。
基礎練習ってどんなの?
良く紹介される基礎練習を紹介します。
- アクセントの練習
アクセントの位置をずらす練習をします。
頭のアクセント、頭からずらしたアクセント、左手でのアクセントを色々組み合わせて練習します。
アクセントが変わることで、フレーズに抑揚がつきます。
平坦な演奏ではなく、バンド全体のノリや勢いに合わせて演奏を変化させられるようにするための練習です。
- チェンジアップの練習
チェンジアップといわれても、よくわからないと思います。
一定のテンポに合わせて、4分音符、8分音符、16分音符、32分音符と演奏する音符の数を増やしていく方法です。
慣れないうちは、バラバラに演奏して、その音符を続けて演奏することに慣れましょう。
慣れてきたら、つなげて出来るように練習します。
曲中に音符が変わっても、自然に演奏できるように、音符の長さによって演奏を変える事に慣れるための練習です。
- ルーディメンツの練習
ルーディメンツのパターンをもとに練習する基礎練習です。
パラディドルとか色んな本やネットを調べている間に目にすると思います。
パラディドルはフレーズのパターンについた名前です。
名前自体は重要ではないので、「パラディドル」が何なのかを知っていれば問題ありません。
◆手順
- RLRR LRLL
- RLLR LRRL
- RRLR LLRL
- RLRL LRLR
上のRは右手、Lは左手です。
上記の順番で演奏するパターンがパラディドルの基礎です。
基本的な4つのパターンをさらに組み合わせて、たくさんのパターンに増やしていきます。
ラテンのリズムとか、分解してみると、上のパターンの組み合わせだけで成り立っていたりもします。
つまりは、自然にやっていってもパラディドルを習得しているという事です。
逆に言えば、パラディドルを習得しておけば、ラテンのリズムも初見でもそれほど困らないという事です。
パターン自体に困る時間が少なくなれば、曲のノリとかもっと大切な部分に時間を使うことが出来るようになりますので、より音楽的な演奏が着ると思います。
まず最初にする基礎練習を上の三つです。
毎日少しずつでもよいので、続けると良いと思います。
パターン、楽譜はサイトや、他のブログでも紹介しておりますので、ご参照ください。
ドラム講師
モーラー奏法を基礎とした、奏法から改善出来るドラムレッスンを行っています。
http://funky9216.jimdo.com/
フレーズがわかっても、身体の動きがついていかない。
無理に動けば、音が汚くなる。
気付けける人にとっては ”タナボタ” レッスンです。
多くの方は、”奏法が変われば、出来なかったことが出来るかも”にも気づかないと思います。
特に、音に関しては気づけない人がほとんどです。
気づけた人は、次のステップへ行くために、奏法の改善をご検討ください。
◆ワークス
清竜人、たむらぱん、フリサト、PaxJaponicaGroove、STERBEN、西山”HANKY”史翁、GrooveConc. etc…
◆フェイバリット
Steve Gadd、Omar Hakim、ThomasPridgen、山木秀夫、佐野康夫 etc…