こんにちは、リペアマンのかわいまんです。
メサブギー STILETTO 150Wの修理を行いました。
このアンプはメサブギーとしては珍しく出力管にEL34を使用、しかも6本も使用しています(^。^)
購入時から1年に1度のペースで真空管が赤熱し、ヒューズが飛んでしまうとの事。メーカー修理で真空管全交換、メンテナンスをして帰ってきてもまた1年後に飛ぶ。。。この繰り返しに嫌気がさし、原因調査と修理を依頼されました。
動作が不安定との事なので、真空管を全部抜いて、各部の電圧をチェックしていきます。
ある箇所のスクリーングリッドの電圧が高い?!
パワーアンプ基板をよく見るとスクリーングリッドの電圧を下げるためにツェナーダイオードが直列に2つ入ってます。
このダイオードが一箇所ショートしてました。
ココを修正しスクリーングリッド電圧は正常に。
さらに10年以上経過してるアンプなので、このタイミングで電解コンデンサーをドイツ F&T製へ交換。
さらに整流管が2本消耗していたのでエレハモ5U4GBへ交換。
本来であればパワー管全交換ですが、お手持ちのパワー管から特性の近いものを選びセット、8時間程度のランニングテスト後、動作も安定していて修理完了となりました。
それにしてもメサブギー純正管はレッド、ブルー、グレーなど色分けされてますが、同じ色の中でも結構バラツキがあるんですね〜( ̄▽ ̄)
ちなみにレッドとブルーでは2倍さ近くプレート電流差がヽ(´o`;
オーナー様はこのアンプにとても愛着があり、大変喜んで頂けました(^∇^)
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楽器リペアマンの”かわいまん”です。
真空管ギターアンプの修理からギターの修理・調整・リペアまでをやっています。こちらのブログに、日頃修理をお受けした楽器のリペア作業風景をUPしていきたいと思います。
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