こんにちは、リペアマンのかわいまんです。
トリプルレクチ150Wのコンデンサ交換およびオーバーホールを行いました。
オーナーさん曰く、ノイズが大きくなってきたので、真空管全交換とコンデンサの交換作業、オーバーホールをしてほしいとのご依頼です。
内部点検をしていてまず気づいたのが、低電圧を作るダイオードに焦げがあります!ここは先々週作業したトリプルレクチでも発生してました。
写真で見ると右側2列、−3Vを作るダイオードの発熱が伺えます。
ここを4本強化品に交換。
さらに電解コンデンサーを全て交換。全部で18個。
レクチは両面基板をなのでコンデンサを交換するため、メイン基板をおろしました。

ビフォー

アフター
真空管全交換をご希望されていましたが、現状の管を真空管テスタでチェックすると、プリ管だけがダメ、パワー管と整流管はまだまだ全然元気なので、プリ管5本だけの交換を提案し、その方向で作業をすすめました。
新品のプリ管をデジタルの真空管テスターでチェックし、マッチングの取れているモノを位相反転段にセット。その他はゲインを考慮して各段にセット。
更にセンドリターンのモディファイも行います!レクチのセンドリターンはいわゆる"パラレル"なのでエフェクト音に原音が混ざってしまいます。そのMIX具合をリアパネルで調整するようになってます。
ここをスイッチ付きポットに交換、1番左に回し切った時には"シリーズ"、右に回してくと従来の"パラレル"でMIXできるようにモディファイしました。
その後、基板のクリーニング、ポット、ジャック、真空管ソケットのクリーニングと一通りメンテナンスを行い、4時間ほどのランニングテストをして完成です!
コンデンサやプリ管も新しくなって、音に艶が戻りました!弾いてて非常に気持ち良い!!
オーナーさんにも満足していただけたようです(^∇^)
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楽器リペアマンの”かわいまん”です。
真空管ギターアンプの修理からギターの修理・調整・リペアまでをやっています。こちらのブログに、日頃修理をお受けした楽器のリペア作業風景をUPしていきたいと思います。
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